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沼津へのおもい

うれしいことがありました。

過去のわたしが書いたブログをある方がずっと心に留めてくれていて、

自分の【原点】になっている、なんて言ってくれたのです。

わたし自身は書いたことすら忘れてしまっていたその記事を、

思い出させてくれたことに感謝を込めて

ここにまとめなおしてみることにしました。

(以下2016年1月27日に投稿したものを加筆修正したものです)

昨日第1回目を終えた「バイリンガルウォークin沼津」。

集合場所として使わせていただいた
仲見世のつばき庵を出発する前に、
参加者の方たちに聞いていただいた
短いエッセイがある。

これを書いたのは
ケンブリッジの森の藤原慎一郎さん。
沼津を盛り立てるため
昼に夜に尽力され、
昨年の6月に突然、
本当に突然亡くなられた。

藤原さんに
直接会ったことがなくても、
彼がデザインした
カフェでお茶をしたり
レストランで食事をしたり
美容院で髪を切ったり、
企画運営したイベントに参加したり。
この街に住む私たちは
いろんな形でお世話になったり
楽しい時間をいただいた。

そんな藤原さんの言葉を
「proud Numazu研究会」の代表である
三澤さんに朗読していただいたのは、
ただ単に悲しみを再確認したいからではなくて

私たちが沼津に
楽しく住まうということに
一生懸命になる
きっかけになればいいなと思ったから。

 

(以下藤原さんのエッセイを抜粋させていただきます)

なるべくファミレスで食べない。
回転寿司で食べない。
僕は沼津の人間なので
なるべく沼津で

消費しようと思っています。

アマゾンで買える本は、

マルサンでも買えますし、

ひとりずつがそういうことを考えて、

ナショナルブランドに

お金を使うんじゃなくて、

回転寿司に行くんだったら

港の寿司屋へ行って欲しいなと思う。

それは常に思っている。

(中略)

沼津はぼくらのまちです。

人のせいにしたり、

人に頼るのではなくて、

まず自分たちが

何ができるかってことを考えて、

少しずつでもいいから

やっていきましょう。

沼津を愛する気持ちがあれば、
自分がまず強くなりましょう。

(2014年7月23日
Lot.n.でのトークショーにて。)

この思いにわたしは強く共感する。
これは6年前(2010年)に私が書いたブログ。
numazu style⇨と題して
自分たちの結婚式を振り返ったもの。
 
(以下抜粋)

特注の料理は
沼津と近郊で
採れるものだけを
使っていただいた

晴れの席でも
地産地消ができることを
証明したかった

外から来た人も
ずっと沼津の人も
沼津の魅力を
再発見できるように
願いを込めて

せっかく
おいしいものが
とっても豊富な
沼津にいるんだから、
わざわざ遠くから
もってこなくていい

それが

numazu styleな私たちの信条

 

 

(以下結婚披露宴でお出しした食事の一部)
朝採れ金岡産
赤パプリカのムース

駿河湾と富士山の恵み
スペシャル・テリーヌ

伊豆産渡り蟹と
香味野菜のビスクスープ
戸田天然塩味の

香り豊かなカプチーノ風

活オマール海老の
ハーブの香り焼きポワレ

長泉産秋茄子のピューレと
茸・地野菜のセルクル仕立て

中伊豆産檸檬のソルベ

特選静岡和牛肉の
ポッシェステーキ
茸のドゥクセルグラッセ
シャリアピン風

2020年。いま。

この10年で沼津は変わった。

そしてわたしも、変わった。

だからこそ

変わらない思いは、なお一層鮮明になった。

どこかの何かをまねして
遠くから寄せ集めなくても、
よいものはすでに
すぐ近くに揃っている。

沼津 沼津 沼津 

沼津 沼津 沼津

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