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金岡ローカルマーケットが開催されました。

先日金岡ローカルマーケットが開催された。

心配されていたお天気にも恵まれて、来場者数は500人とも。

親子連れの方からお年寄りまで、金岡地区に住んでいる人もそうでない人も、予想を上回る数の人が会場に来てくれた。

そもそも今回のフェスを開催しようと言い出したのは、実行委員会代表の田辺美穂さん。通称Canary(キャナリー)。愛鷹地区でローカルマーケットを主宰する三澤さんの「ローカルマーケットが沼津のいろんな地域で開催されたらいいね」という想いを受け継いで、私にも「一緒にやろうよー」と声をかけてくれた。

私自身は約6年前に金岡地区に引っ越してきた。ありがたいことに校区内に知り合いや友人も増えたし、すみやすいこの町にかなり愛着を感じている。でも、まだ行ったことのない場所やお店がたくさんあるのも事実。正直、今回の会場であるお茶工場にもローカルマーケットの下見で初めて場所を知った。

池っ子だった子供の頃の私にとって、お隣りの金岡のイメージは「バスケが強くて、人がいっぱいいる大きい学校。で、門池よりちょっと町。」って感じだった。

そんな私とは違い、代表のCanaryや実行委員のしまやんは根っからの金岡っ子、いわば《ネイティブカナオカン》。しまやんはこのお茶工場(通称チャコーバ)で毎日のようにスケボーをやっていたそう。実家がここにある彼らは、金岡1世の私とは「ジモト」への思い入れの深さが全然違う。《根っこ》がここにある。

 

とはいえ我が子たちはネイティブカナオカンとしてこの土地で育っていくわけで。そういう意味でも、今回この地域のことをもっと深く知れたり、行ってみたいお店もたくさん増えたことは、私個人にとっても収穫が多かった。

 

本福神漬け入りカレーパンや、トンローのモツ煮、ぼくの色珈琲や、もちろんリパブリューのビールも、試したいものはたくさんあったけれど、そのどれを口にする余裕がなくても、主催側にいるのは楽しかった。

思えば数年前。

たぶん子育てを始めたすぐの頃、CoastFMから偶然流れてきたキャナリーの「Roots of my Life」を聴いて、一瞬で大好きになった。CDがどこに売っているのかもわからなかったから、youtubeで見つけた荒い画像のライブ映像を何度もなんども流し聴いた。

そして2016年。当時の沼津市長との対談コーナーに「バイリンガルマムズin沼津」としてMayuko、Winnieと招待してもらった時、市役所の担当者さんから、「対談の合間に一曲好きな曲を流せますよ」と言われて、迷わずこの曲をリクエストした。

その放送を聞いて曲のことを知ってくれた友人たちと、これは自分たちへの応援歌に違いない!と盛り上がり、子供達が耳コピするほど聴きまくった。

同じく熱烈なCanaryファンになった杉浦希未子さん(キミちゃん)は、自らが企画しプレゼンテーターを務めるLINK NUMAZUのテーマソングとして「Roots of my Life」を採用。「キャナリーパイセンにいつか会いたいねえ。」とふたりで言っていた。

同じ沼津に住んでいて(今思えば学区まで同じだったのに)、なかなか繋がることができなかった《キャナリーパイセン》。そんな憧れの存在を今では、「おーい、キャナリー!」と気軽に呼べる距離で(まあ私が図々しいからっていうのもあるけど)、微力ながら金岡ローカルマーケット開催の手伝いができて、本当に嬉しかった。

一見豪快そうなキャナリーだけれど、意外な面ももっていることが、今回マーケットの準備を通してわかってきた。

金岡ローカルマーケットの少し前に開催された子育てフェスで「Roots..」を歌った時には、

春のあったかいSUNDAYは香貫山でてっぺんで酒飲んで
の歌詞を、子供達に配慮してか
春のあったかいSUNDAYは香貫山でてっぺんでフフフッフーフー
って歌い変えていて、大人のバランス感覚がある人なんだなと思った。
各方面に提出する申請書類とかはきっちりバッチリつくってくれたし、会場に落ちていた石は子供が転んだら危ないからって事前に拾い集めた。フェスが終わったあとは、会場のトイレ掃除を1人でしてくれた。マーケットのあとも私は最後まで残れなかったけれど、きっとまだまだ見えない部分のフォローをたくさんしてくれていた。


マーケットに来たたくさんの人に、「次回も楽しみにしています。」「来年も来ますね」って言ってもらったけれど、どうやらパイセン、次回開催を今年の秋に考えてるっぽいよ!

春は愛鷹、秋は金岡。そんな流れを作りたいみたい。次は大岡もやるかも!?なんてはなしもでていて、こうやって沼津のローカルマーケットの感染は広がっていく予感。

NYに10年住んだらニューヨーカーって名乗れるらしいけれど、それでいうとわたしもあと数年でリアルカナオカン。おかん。。

この町にはおもしろい大人がいっぱいいる。子供もシニア層もいきいきしてる。金中ボランティア部のみんなは、おもしろくてまっすぐで、ほんといい子達ばっかりだった。数時間一緒にいたらなんとなく言葉遣いがうつって、最後には

「みんなまじ神だし!!ありがとね。」って言って見送った。

魔女の宅急便のキキ風に言うと、

「落ち込むこともあるけれど、わたし、このまちがすきです。」

ここにないものを数えるより、ここにあるものを楽しむスタイルでこれからもこの町を知っていきたい。

《ROOTS OF MY LIFE~沼津の歌~》
神様よりママに言いたいよ
この街の子にしてくれてありがとう
海を山を満天の星空を
まとめて見れるトコなんてそうないよ
そびえ立つ一番の山を見上げながら僕らは何かを
感じて育った同じ仲間と決して無くさないこの宝を
春のあったかいSUNDAYは香貫山でてっぺんで酒飲んで
桜の花びらのシャワー浴び 歌い騒ぎってしたい
夏は千本で足つかって 波に向かって走って
「バカヤロー」って叫んで
狩野川の堤防にすわり でっかい花火見たい
※ROOTS OF MY LIFE この街の出会い全てが
 ROOTS OF MY LIFE 無駄などひとつもないさ
この街でて都会で暮らした
ビルの間の小さな空見た
何か足りないよな気がした
ふるさと恋しくて泣けてきた
富士山が急に見たくなって
家族や友達会いたくなって
涙捨てて笑顔もらって そうして大人になっていったっけ
秋の日差しのSUNDAYは自然の家で急がないで歩いて
赤や黄色に染められた紅葉で手にとって心癒されて
冬は愛鷹の山で星空に向かって「届きそう」って叫んで
澄みきった空気の中で
あの星手伸ばしつかみたい
※ROOTS OF MY LIFE この街の出会い全てが
 ROOTS OF MY LIFE 無駄などひとつもないさ
 
以下リンクで歌の全編が聴けます↓
https://drive.google.com/…/1rH-Mqba2bD6jaI_EYXy1iGqQ1…/view…

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