弟が本当に「うちの子」になって、2か月以上が過ぎた。
特別養子縁組申立事件はかなりあっさりと収束を迎えた。 特別、何か面倒なことになったわけではないが、とにかく事件は終わったのだ。
弟の実親さんは、異議申し立てを行うことなく、弟の写真を1枚だけ欲しいと 言って、ぼくのおとうさんとおかあさんに弟を託した。
おかあさんはぼくと弟が写っている、とびきりカッコイイ写真を「1枚だけ選ぶ のは難しい。」と3枚ほど児童相談所の人に渡した。 写真は実親さんのところにすでに渡っていると思う。
赤ちゃんの時に手放した子供の写真を見て、どう思っているのかな。 写真が欲しいと言った実親さんにも、いろいろな事情や葛藤があるんだろうな。
ぼくの弟は、いろいろな人に大切に育てられて、今はおとうさんとおかあさん が責任を持って育てているから安心してください、と実親さんに話してあげたい。
ぼくも弟のことを大事に育てています。と、胸を張って言いたい! ねこもたまに頑張っていますよ。と付け加えて。