沼津には4つの水族館がある。我が家、三津シーパラダイス以外は未体験なのだけど、行ったことのない場所には行ってみたくなるタチで。遠出の予定のない今年の夏は、あと2つくらい行ってみたいなあと思っていた。
というわけで7月の最終日。アニチロミッチトリオと一緒に《あわしまマリンパーク》に行った。この日は延期になった沼津の夏祭りの日だったのだけれど、空手の演武も中止になってしまったし、今年は行かなくていいかなと思って昼も夜も不参加だった。
さてさて初あわしま。沼津市の中心市街地から車で約20分。伊豆三津シーパラダイスの少し手前にある。駐車場代金500円を先払いして、駐車場横の窓口でチケットを購入。チケットには島と陸の往復代(乗船料)と、ショーの観覧料が含まれていた。料金はわたし1,800円、アニ900円(4歳〜小学生)。9月生まれのチロは、ぎりぎり3歳なので無料だった。



陸から島へ、船の移動はなんと約3分。は、早い!あっという間!すぐ!乗ったと思ったらもう降りる。15分間隔で往復しているというその船、期間限定なのか、ずっとなのかわからないけれど、天下のラブライブモデルだった。船の中も外も。例えばこれが無地でレトロな船だったりしたら、島の雰囲気とも景色とも合っていて素敵なんだけどな、なんて思いながら乗っていた。
ところが。いざ島に行ったら今度はお土産物も、カフェのメニューも、看板も、そこかしこにアイドルだらけだったので、やっぱりこの島はアイドル好きの聖地なのね、と納得。聖地のプロローグとしては、この船のこのデザインで正解なんだ。



さてさてでこぼこトリオ。島に着くやいなや館内をぐるぐる回って、アシカとアザラシのショーを観て、ウニやヒトデを触ったり、母がひくほどじーーっくりカエル館を堪能して、終始楽しそうだった。ランチは、あわしまマリンパークのマスコットキャラうみねちゃんの《うみねカフェ》。(エアコンのきいた室内で座って食べられるのはここか、丼モノ屋さんだったので。)
去年の夏と今年の夏。平日はほぼ90%ワンオペの我が家ではあるけれど、圧倒的に違うのは、ミッチ(1歳6ヶ月)が、チームと一緒にご飯を食べたり歩いたりできるようになったこと。それだけで随分楽になった。出先での授乳回数も減ったし、離乳食を用意しなくていいから荷物も軽い。ちょっとした水遊びなら兄さんたちと一緒に楽しめる。これでオムツも終わったら無敵だな。
さてさて。ここでお伝えしなければいけないことがあって。あわしまマリンパーク滞在中、いろんなシーンで私はもやもやしていた。
原色のアイドルのイラスト、風景写真に写りこむと浮くんだよな。もやもや。
「水族館」というよりラボの雰囲気が強めだな。もやもや。
プラス300円でおとなりの三津シーパラダイスに行けるなら、次回は三津シーかな。もやもや。
(ネット割を利用した場合、おとな(中学生以上)2,200円→2,000円、こども(4才~小学生) 1,100円→ 1,000円になるため。)



もちろんあわしまマリンパークで良かった点もたくさんあって、その最たるものはずばり景色!外の景色。スィーナリー。島だから当然と言えば当然なのだけど、どの方向を見ても海に囲まれている(いやいや、それが島だから)。どこに向けて写真を撮っても、ほぼ海と空の青と山が写り込んだ。(島だからね)青と深緑の鮮やかなコントラストは、まさに溜息クラス。とにかく映えた。映えまくっていた。


あと、個人的にはキサンゴと不正形類の生体が不思議で気になった。不正形類の、もはや早口言葉でしかない名前を、アニやチロに「言ってみて」って何度も言って嫌がられたりして。だって、
スカシカシパン
フジヤマカシパン
ネズミブンブク
ライオンブンブク
まだまだ似たようなものがいっぱいあった。絶対声に出して読んでみたくなるでしょう。
あと良い点と言えるかは謎だけど、マリンパークは、遊び終わったあとに子供があんまり汚れていなかった。三津シーだと全身水と砂だらけ(うちだけか?)になるのが定番だから、今回も下は海パンにしておいたんだけど、全身が水に濡れる場面はなかった。
なんだかんだで島を堪能して、陸に戻る前にひとりひとつ自分にお土産を買っていいよと言ったら、アニはシャチが人間になるトランスフォーマー、チロはペン型のポータブルミニ扇風機イルカ付き。ミッチはピンクのイルカのぬいぐるみを買った。ミッチのは、おなかを押すと「キューキュー」鳴くタイプのやつ。かあさんはナチュラルな色を推したんだけど、最後は本人のこのみで決まり。ピンク指定は女子の本能なのか。
