【読み聞かせはきげんよく、下心は無用】
先日第2回《自信がもてる子育て講座》がありました。今回のテーマはずばり《よみきかせ》。長男を妊娠中に「1日10冊読もう」と決めてスタートした我が家の読み聞かせ。10冊といっても、0、1、2歳向けの本であれば15分もかからずに、4、5歳向けの本でも1時間そこそこで読めました。
まだ1歳だった長男を膝に乗せて絵本を開くと、ちいさい手が本の中のお寿司をつまもうとしたり、ゾウに触ろうとしたりするのを、新鮮な思いで眺めたのを今でも鮮明に覚えています。「おーいっかい(もう1回)」となんども言われて、心の中で「またですか。」と思った経験があるのは、私だけではないはずです。
その後、次男、長女の誕生と共に1日に読める冊数が減り、最近ではじっくり本を読む時間がなかなか取れなくなっていたので、講座から何かヒントを得られるのではと楽しみに伺いました。


今回の講師である静浦小中一貫校の小谷田先生のお話しに出てきた石井桃子さんの「子どもの図書館」という本。先生の人生を変えた本だそうです。人の人生を変えるような本と聞けば俄然興味が湧いてきて、講座聴講後に早速購入してみました。
とはいえ。母親が1日の中で自分の読書に充てられる時間はとても限られています。かくいう私も、子供たちが寝て静かになったらゆっくり読もう!と思いながら、毎晩の寝かしつけで自分も寝てしまうので、なかなか読み進めることができていません。数ページ、せめて数行でも先へと気は急きますが、のんびり読破したいと思います。

小谷田先生の講座の中で印象に残った言葉がいくつかあります。
・3歳までに200曲の歌と1万冊の本に出会わせてあげる。(大手幼児教室のキャッチフレーズ)
・読み聞かせは機嫌よく。しかめっつらで楽しいお話は読めない。
・本をたくさん読んで聞かせれば、賢い子になるかも!という下心を捨てるべし。
・小学生にも読み聞かせをしてあげて。聞いて理解する力と、読んで理解する力がほぼ同等になるのは、小学校高学年の頃。「読んで」と持ってくるうちは、喜んで何度でも読んであげよう。《よろこんで》《なんどでも》がキモです。
・働いていても大丈夫。先生ご自身も、働きながら10年間で延べ1万冊以上の本を、3人のお子さんたちに読み聞かせたそう。そしてその時間がとっても良い思い出になっているそう。
毎月第3土曜日の11時からは、沼津市立図書館1階のおはなしの部屋で、ボランティアさんによる読み聞かせの時間もあります。
人が選んでくれた本を、ライブで聴く楽しみ。それはなんとも言えない幸せな余韻をくれます。読み聞かせのあとに、小さいカードに手書きで題名を書いて渡してくれるのを楽しみに、出かけてみてはいかがですか?
7月には《子供の本を知る講座》もあるそうですよ。

この記事は2018年6月4にproud NUMAZU kosodateのFacebookにアップしたものです。